【リリース】2024年10月9日発表
アミタグループ、インドネシアでの循環型事業の展開に向けた合弁会社2社の設立完了
~2027年、再資源化工場の稼働開始を目指す~
https://www.amita-hd.co.jp/news/241009_indonesia.html
アミタグループの海外事業統括会社であるAMITA CIRCULAR DESIGN SDN. BHD.(以下、ACD)は、2024年8月9日、東南アジア最大級の複合企業サリムグループ傘下で再生可能エネルギー事業や上水道事業などを行うタマリス・モヤグループおよびインドネシア大手セメント会社PT Indocement Tunggal Prakarsa Tbk.(以下、インドセメント)の子会社と、合弁会社2社の設立に向けた基本条件に合意しました。
本合意に基づき、同年10月4日、インドネシア(以下、同国)現地にて契約締結セレモニーを実施し、このたび合弁会社2社の設立がともに完了しました。2027年中の同国内の循環資源製造所(以下、製造所)の開所を目指し、事業基盤の構築に向けた取り組みを加速させます。

1. 設立の背景
2023年、アミタホールディングス株式会社は同国で環境配慮型のビジネスに取り組むインドセメントと、基本合意書を締結しました。本合意に基づき、100%再資源化事業の市場調査や実現可能性調査を共同実施してきました(詳細はこちら)。その結果、アミタグループが提供する100%再資源化事業は、同国での廃棄物処理やセメント製造に係るCO2排出量の削減に寄与するものとして市場ニーズがあると判断し、事業展開を決断するに至りました。
これを踏まえ、ACDは同国に拠点を置く東南アジア最大級の複合企業サリムグループ傘下で再生可能エネルギー事業や上水道事業などを行うタマリス・モヤグループのPT Tamaris Prima Energi(以下、TPE)と、脱炭素・循環型の新事業創出に取り組む合弁会社「PT Amita Tamaris Lestari(以下、JV1)」を設立しました。また、JV1は、インドセメントの子会社PT Sari Bhakti Sejatiと、現地で100%再資源化事業を行う合弁会社「PT Amita Prakarsa Hijau(以下、JV2)」を設立しました。
2. セレモニー概要
2024年10月4日、インドセメントのCiteureup工場にてJV2の設立に関する契約締結セレモニーを開催しました。当日は、ACD、TPE、インドセメントなど各社関係者が出席し、署名締結式と工場見学、JV2の製造所建設候補地の視察などを行いました。


各社のコメント要約
アミタホールディングス株式会社 代表取締役社長 兼 CIOO 末次 貴英
インドセメント、タマリス・モヤグループとのご縁をいただけたこと、そしてこの度無事に合弁会社の設立という成果に至ったことに心より感謝します。この一年の間に何度も協議を重ねながら、お互いを知り、築き上げた強いパートナーシップによって、今後のプロジェクトがさらに発展すると確信しています。これからもインドネシアの持続可能で豊かな未来のために、ともに挑戦します。

TPE Komisaris Irwan Atmadja Dinata 氏

今回の合弁会社は、スピード感を持ち設立することができました。我々3社が、同じ目標と方向を向き、透明性を保ち、お互いを尊重・信頼しあうことができれば、この事業は大きく成功するものと信じています。そして、利益を追い求めるだけでなく、「すべてのステークホルダーにとって良い未来を実現する」という崇高なミッションを持ち続けることが、一番重要だと考えています。
インドセメント 代表取締役社長 Christian Kartawijaya 氏
合弁会社の設立は、将来へ向けた最初の一歩です。我々の目指す目標は、パートナー無しには実現できないと考えています。そして、アミタグループ、タマリス・モヤグループにとって、私たちインドセメントは最適なパートナーだと信じています。ともに協力し、事業が成功することを願っています。

3. 今後の予定
今後はJV2が主体となり、産業廃棄物・一般廃棄物・バイオマス資源由来のセメント産業向け代替原料・燃料を生産・供給する100%再資源化事業の開始準備を進めます。また、2027年中の製造所の開所および事業の本格始動を目指し、現地での許認可取得や製造所建設等を進める計画です。並行して、JV1はアミタグループおよびサリムグループが有する広範なネットワークを活かした事業活動の企画・具体化を推進し、東南アジアにおける資源循環の加速を目指します。
4. 設立会社概要
■JV1
社名 | PT Amita Tamaris Lestari |
代表者と役員体制 | President Director 佐藤 博之 Director 大和 英一 Director Endang Mudiman |
設立 | 2024年9月2日 |
資本金 | 120億インドネシアルピア(108,911,760円) ※1インドネシアルピア=0.0091円(2024年8月8日時点のレートにて換算) |
本社所在地 | ジャカルタ |
出資比率 | AMITA CIRCULAR DESIGN SDN. BHD. 60% PT Tamaris Prima Energi 40% |
事業内容 | ・JV2への出資(株式保有) ・サーキュラーエコノミー、カーボンニュートラル、ネイチャーポジティブ分野におけるコンサルティング・事業開発 |
会社情報 (アミタグループウェブサイト) | https://www.amita-hd.co.jp/company/outline/acd/atl.html |
■JV2
社名 | PT Amita Prakarsa Hijau |
代表者と役員体制 | President Director 大和 英一 Director 佐藤 博之 Director Endang Mudiman Director Soegito C. Kurniawan |
設立 | 2024年10月7日 |
資本金 | 100億インドネシアルピア(90,759,800円) ※1インドネシアルピア=0.0091円(2024年8月8日時点のレートにて換算) |
本社所在地 | ジャカルタ |
出資比率 | PT Amita Tamaris Lestari 80% PT Sari Bhakti Sejati 20% |
事業内容 | インドネシアの産業廃棄物および一般廃棄物、バイオマス資源を100%再資源化し、セメント産業向けの代替原料・燃料として供給 |
会社情報 (アミタグループウェブサイト) | https://www.amita-hd.co.jp/company/outline/acd/aph.html |