【タイ】2022年10月1日から最低賃金の引き上げ|平均5.02%引き上げ

内閣は10月1日から新たな最低賃金を承認した。

労働省での三者委員会が9月に合意した通り、最低賃金の引き上げは9段階に分けて設定された。チョンブリー、ラヨーン、プーケットでは最高値の354バーツが承認された。一方、ヤラー、パッターニー、ナラーティワート、ナーン、ウドーンターニーでは、最低値の328バーツが設定された。

バンコクとその周辺の県の労働者は、最低日給が353バーツとなり、今回の変更で最大値となる22バーツの引き上げとなった。

【地域別一覧】9段階の最低賃金の引き上げ

(1) 日給354バーツ:チョンブリー、ラヨーン、プーケット

(2) 日給353 バーツ:バンコク、ノンタブリー、ナコーンパトム、パトゥムターニー、サムットプラカーン、サムットサコーン。

(3) 日給345 バーツ:チャチューンサオ

(4) 日給343 バーツ:アユタヤ

(5) 日給340 バーツ:プラーチーンブリー、ノーンカーイ、ウボンラーチャタニー、パンガー、クラビー、トラート、コーンケーン、チェンマイ、スパンブリー、ソンクラー、スラートターニー、ナコンラチャシマ、ロッブリー、サラブリー。

(6) 日給338 バーツ:ムクダーハーン、カラシン、サコンナコーン、サムットソンクラーム、チャンタブリー、ナコーンナーヨック

(7) 日給335 バーツ:ペッチャブーン、カーンチャナブリー、ブエンカン、チャイナート、ナコーンパノム、パヤオ、スリン、ヤソートーン、ローイエット、ロエイ、パッタルン、ウッタラディット、ナコーンサワン、プラチュアップキリカン、ピッサヌローク、アーントーン、サケーオ、ブリーラム、ペッチャブリー

(8) 日給332 バーツ:アムナートチャローン、メーホーンソーン、チェンライ、トラン、シーサケート、ノーンブアランプー、ウタイターニー、ランパーン、ランプーン、チュンポーン、マハーサーラカーム、シンブリー、サトゥーン、プレー、スコータイ、カンペーンペット、ラーチャブリー、ターク、ナコーンシータマラート、チャイヤプーム、ラノーン、ピチット

(9) 日給328 バーツ:ヤラー、パッターニー、ナラーティワート、ナーン、ウドーンターニー

三者委員会の議長であるブンチョブ・スッタマナスウォン労働次官は、2020年1月から据え置かれていた最低賃金と比較すると、日給が平均5.02%(337バーツ程に)上昇することになると述べた。

また、スチャート・チョムクリン労働大臣も、今回の値上げは両者にとってwin-winな状況であると確認した。