タイで開催されるAPEC CEOサミット2022は、11月16日から18日にバンコクで開催される予定。
APEC(アジア太平洋経済協力会議)は、1989年に閣僚会議として開始されたもので、アジア太平洋地域の21の国と地域(エコノミー)が参加する経済協力の枠組み。
参加エコノミーはオーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、中国、香港、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、パプアニューギニア、ペルー、フィリピン、ロシア、シンガポール、台湾、タイ、米国、ベトナム。
今回ので会議では、タイのプラユット・チャンオチャ首相がホスト。Joe Biden米国大統領や日本の岸田首相も出席する予定。
APECビジネス諮問委員会のメンバーで首脳会議の議長でもあるポット・アラムワッタナーノン氏は「ビジョンを共有し、世界の貿易と経済成長のために力を合わせてほしい」と述べた。
「APECメンバー・エコノミーの10人以上のリーダーが、国民の関心の高いテーマについて基調講演を行う。また、タイの民間セクターにとっては、食料安全保障、投資、観光、金融などの分野におけるタイの潜在的な力を世界に示す良い機会になることを期待している。」
会場は新しく立て直したQSNCC(Queen Sirikit National Convention Center)となる。サミットの主な内容は、インフレ、エネルギーと食糧危機。そしてパンデミック後の経済復興についてなど。
11月16日~18日にAPEC首脳会議が開催されるため、政府はこの期間を特別休暇にする旨を発表する予定。政府副報道官のタイスリー・タイサーンナクル氏は、この特別休暇は交通量の削減や出席者の移動とその安全確保のために決定されたと述べた。
*特別休暇の計画は正式に閣議決定された。バンコク、ノンタブリー、サムットプラカーンの3地域のみが特別休暇の対象。